【占いショップ選びに迷わないために】よい占い・当たる占いを見極める10の基準【タロット占い師も必見!】

タロット占いを始めて26年経ちました。これまで様々な占い師に出会い、意見を交換し、様々な方を鑑定し、鑑定後の表情をつぶさに見てきました。

その中で、占い師はこうあるべきだ。ということが少しずつ分かり始めた気がします。

今から書くことは、私がタロット占いをしていく中で心がけていること、タロットスクールで徹底的に教えていることです。

この通りの占いが私にできているかどうかはお客様が判断することなのでなんとも言えませんが、この部分をストイックに追求していると自信をもって言えます。

以下にお示しするタロット占いの在り方について、私自身、目指している方向性ではありますが、しっかりとその道を歩いているのかとう自戒の意味も込めて、踏み込んだことを書かせていただきます。

占いを受けるお客様も占い師の方も、参考にしていただけるとうれしいです。

 

占いが終わった後にどのような状態になるべきか

大事なのは、占い師がどんな占いをしたいかということではなく、相談者の方がどんな状態になることを望むかがまず大事だと思います。私が聞く話では、相談者の方が占い師にひどいことを言われ悲しくなったにも関わらず、それは相談者が悪いんだと言われたことがあるとか。そんなことはあってはならないことです。

 

気持ちが楽になる

占いを受けたいと思う方は、今現在、非常に苦しい思いをして、そこから抜け出したくて占い師の前に来ているんです。その辛い気持ちが少しでも楽にならないと、占いを受ける意味がありません。

例えば、占いを受けに来て、占い師から手ひどい説教を受けて、泣きながら帰る。なんてことはあってはなりません。ただでさえきつい思いをしていて、そこから抜け出したくてたまらないのに、わざわざお金を払ってまで傷口に塩を塗るなんておかしな話です。

占い師なら、相談者の方の悲痛な想いを理解するべきですし、その気持ちを配慮するべきです。占いによって「読む」べきところは実はそういうところだと思っています。

私がスクール生によく言うのは、

「たとえ、今の彼氏と別れなさい。という一見するとネガティブなアドバイスでも、それを聞いた後、最終的にはその言葉を聞いてよかった。それによって前に進めるという希望をもてる占いをすべき」

ということです。お客様にとって本当に幸せの道を提案して、それに納得できるだけの説得力を占い師として持つべきだと思います。

 

自分自身のことをもっと好きになる

日本人は遺伝子的にネガティブになりやすいそうです。それを裏付けるように、私も含め皆さん自己評価が低いです。このことが様々なチャンスを見逃すという結果になっています。

占いによってお客様の様々な部分を見ることができます。辛口な占いを否定するわけではありませんが、占い師によってきついことを言われ、それによって自信をなくしたり、悲しい思いをしたりすることに意味があるのかと疑問に思います。成長するためには苦言も必要だとは思いますが、自己否定に走らせてしまうほどのことは必要ないはずです。

ネガティブなことを増長させるのではなく、お客様を肯定し、自信をつけていただき、それによって可能性を広げていく。そういう占いも十分に可能です。占いを通して、より自分のことが好きになった。もっと頑張ってもいいということに気づいた。そういう感想をもってもらえるような占いをするべきだと考えます。

 

頑張ろうと決意を新たにする

自分の将来について、何をどうすればよいのか見通しをもつことができれば、頑張る気持ちも高まるものです。ですが、その見通しをもてないから深く悩んでしまい、占いを受けようと思うものです。ですが、占いを受けることにより、逆に自分が何をどうすればよいのか分からなくなったら本末転倒です。自分の気持ちや判断を整理し、より自分らしく前に進めるための手助けになるべきだと考えます。

 

信じるのではなく「理解」

「占いを信じますか?」

私はこの言葉が好きでありません。「信じる」ということは、信じるしかないほど占いとしての情報が少ないことを指すからです。

たとえば、ある人が夜のお店を開きたいと相談したとしましょう。それで占い師が

「あー無理です。繁盛しません」

とだけ言ったとしましょう。この相談者の方は、この言葉を聞いて、占い師の言葉を信じて店を開かないか、自分の腕を信じてあえて店を開くかの選択肢しかなくなります。

つまり、「どうして無理なのか。どうして繁盛しないのか」の情報がないからです。

例えば

「あなたはバーテンダーとしてのキャリアは十分だし、お客さんからの受けもいい。だから夜の店のスタッフとしては大丈夫なんだけど、経営をしていくこととは実は別なんですよ。たとえば資金繰りの方法など詳しくないでしょ? 銀行がどんな条件で融資をしてくれるのかそういうところもしっかり勉強しないと難しいです。バーテンダーとしては申し分ない。だからこそしっかり勉強など準備をしてから店を開いていただきたいです。どんな準備が必要かというと…(以下割愛)」

としたらどうでしょうか。「バーテンダーとしては大丈夫」「経営者の腕とは別」「経営者としての勉強が足りていない」「バーテンダーとしては腕があるので経営の勉強をしてからだったら大丈夫」などの情報があるわけです。この情報をこの相談者の方は分析して、「なるほど」と納得する。つまり占いを信じるのではなく、理解するという流れになるんです。理解したうえで、その意見を取り入れるか取り入れないかを決定することになりますね。

私のお客様は占いを信じない方が非常に多いです。私はむしろそれでいいと思います。信じる必要なんて微塵もありません。ただ、納得していただける占いを心がける。それだけのことなんです。

そのため

「私は占いを信じないが、あなたの言うことには納得した。腑に落ちた」

というお言葉をいただくこともあるんです。スピリチュアルな世界は目に見えないものです。そして胡散臭いと思われます。その感覚も私は必要だと思います。だからこそ、目に見える形で納得していただけるように配慮するべきだと考えます。

 

そのためにはどんな占いになるべきか

理想的な占い後の相談者の方の姿、また信じるのではなく理解する。これらを踏まえた占いはこのようになります。

 

運勢などで語らない。具体的にどんなことをするとどんなことが起こるのかを具体的に言う

たとえば、「あなたは来月から金運があがります」「あなたには出会い運がある。来月あたりいい出会いがある」というものです。このような言葉を聞いてみなさんはどう感じますか?

「ふーん。そうなんだ」と思うのが真相でしょう。なぜそうなるか、それは鑑定内容にリアリティがないからです。その通りになるという見通しがもてないからです。

「あなたは、営業の仕事を始めて3か月たちました。かなりがむしゃらに頑張ってきましたね。でも始めたばかりで空回りだったり、要領を得なくて思う通りの成果が出せなかったはずです。しかし、その頑張りがそろそろ実ります。実際、最近手ごたえを感じてませんか? なんかいけそうだと実感しているんじゃないですか? その実感は現実になります。売り上げが上がりますよ。当然給料も増えます。来月気を抜かずに期待しましょう」

といったらどうでしょう。未来のことですが、過去や現在からの流れ、その流れに沿った未来への見通し。そして具体的にお金が増える方法。これらが示されると、なるほどそうなるかも。だからこの流れを生かすためにも期待感をもって頑張ろうとなるでしょ?

お金が増える理由を「そういうカードが出ているから」「そういう星だから」などという言葉で逃げたらその結果に納得するすべがなくなります。鑑定結果の理由を問われたら、具体的な日常的な言葉で返すことが相談者の方の手ごたえにつながっていくと考えます。占いって、運勢で語られてそれを信じるしかないって思ったらだめですよ。そこを納得いくまで説明できてこそプロです。

 

相談内容とアドバイスがマッチするようにする

たとえば「私、結婚できますか?」という質問の答えとして「結婚できるようにするためには名前を清美に変えなさい」といわれたら、どう思います? たとえば姓名判断なんかの業界ではもしかしたら、ごく当たり前のアドバイスかもしれませんが、占いを受ける一般からすると、不思議で仕方ないはずです。

そもそも、「結婚」というものと「名前を変える」ことがつながる様に見えませんよね? 名前を変えると何がどうなって結婚まで結びつくのかわかりません。

だからこそ、この例でいえば、相談者は結婚するために名前を変えるということはしないでしょうね。だってつながりが見えないから。

つまりは、そのアドバイスの真偽を確かめる術がないんですよね。だからこそ、相談内容とアドバイスはマッチしているか。これは安心して占いを受け、アドバイス通りに実行しようと思えるかどうかの説得力につながっていきます。

 

占い師が話しすぎない

占い師の思いこみとして「相談者に気の利いたことを言わなくてはならない」というものがあります。確かに、相談者の方が納得するようなキレのある言葉は必要です。でも、話すことが占うことだと思ってしまったら、相談者の方の話を聞かずに、占い師が話しっぱなしになってしまいます。

そうなると、辛い気持ちを聞いてもらいたいという相談者の思いがおざなりになってしまいます。

占いの本分は、占い師がいい話をすることではなく、相談者の気持ちが楽になる。明日から頑張ろうと思えるようになることです。時にはじっくり話を聞いてもらいたい時もあるはずです。極端な話、アドバイスがほしいのではなく、自分の話を聞いてほしいというケースも多くあります。

相談者の方はいったい何を求めて占いショップに来たのか。占い師だったら、それぐらい読めて当たり前です。

そういう意味では、占い師とは、よいことを言うことに終始するのではなく、話しやすい雰囲気を作ること。相談者の方の気持ちを読み、それに応じた占いをしていく。よいことを言うことよりも、そのことのほうが大事に思います。

話し上手は聞き上手。

そういうことだと思ってます。私が若かりし頃は、喋りまくりの占いをしていました。いいこと言ってやったと思ったんだけど、相談者の顔を見ると不完全燃焼のような微妙なものでした。占いというのはコミュニケーションの最たるものです。独りよがりになって話したところで何の役にもたちません。そんな反省があり今の私がいます。

 

占い師の価値観で話さない

幸せの形は十人十色です。占い師の価値観でアドバイスされたところで、その相談者は納得するのでしょうか?

たとえば、恋愛占いで、彼氏の束縛が激しいという相談をしたとしましょう。「その束縛が激しい彼氏って信じられない。今のまま付き合っていてはあなたは不幸になる。すぐに別れなさい」というアドバイスをしたとしましょう。でも、その相談者の方は、実は、束縛されるぐらい愛されないと安心できない方だったらどうでしょう。束縛が激しくてそれを相談したとしても、実際の本音とは違うこともあるものです。

そして、どうしても別れたくないと相談者の方が言った後に占い師が「そんな生活は幸せではない。絶対苦労するから」と占い師が言ったとしましょう。

これの間違いお分かりですよね?

幸せではないと思うのは占い師の価値観。絶対苦労すると思うのも占い師の価値観です。占い師が、もし同じ状況になったら自分だったらいやだろうな、という占い師自身の価値観です。

でもそんな価値観は全く無意味です。大事なのは相談者の方がどう感じるかということだからです。

タロット占いだったらカードがそう言っているのならまだわかります。でも占い師が強く自分の価値観をもってしまうと、占い結果を曲げて自分の考えで語ってしまいます。もしかしたら、カードなどから読み取れてなくて自分の人生論を語っているだけかもしれません。この部分を占いを受ける方々は見抜かなければなりません。

そもそも、占い師が自分の価値観で語って人を導けるほど立派な人生論をもっているものでしょうか? 相談者は、占い師の人生論を聞きに来ているのではなく、占いを聞きに来ているんです。きちんと占いから情報を引き出し、それを自分の考えを交えずに伝えるべきです。相談者の方は占い師と世間話をするために高いお金を払ってきているのではないですよね。あなたの考えはいいから、早く占ってくれよ。おそらく相談者のかたはそう思っているはずです。

さらに言うと、相談者の方の価値観を読み取り、そこを基準にして語るべきですね。占い師自身の感覚では、どうしてそのアドバイスがいいのか理解できないことでも、それを伝えた後の相談者の方が涙を流しながらうなづく。そういうことも多くあります。

このように占い師の価値観ではなく、相談者の価値観を基盤にして占うということは、当たり前のように思えて、実際できている方は意外に少ないです。しかしこの部分ができていないと、相談者の方の満足度がかなり変わってしまいます。そう思いませんか?

 

占い師のアドバイス通りに行動しないことも認める

占いを通してアドバイスをされた。聞いたからにはその通りにしなくてはならない。果たしてそうでしょうか? むしろ占いのいうことを盲目的に「信じる」のではなく、しっかりと自分で判断した結果なので、むしろ望ましいことだと思います。

そもそも、どうして占い師のアドバイス通りにしなかったといえば、それは単純に「占い師のアドバイスに説得力がなかった」からなんです。その通りに従わなかったのが悪いのではなく、そうすればうまくいくだろうという説得力持たせなかった占いのほうがよくないということなんです。

たとえば、相談者の方の性格は内気で、男性に告白なんかとてもできない。という方だったとしましょう。そしてそういう方に対してであっても「思い切って自分の気持ちを告白しないとうまくいかない」ということもあります。その時に占い師は「告白しなければうまくいきません」とだけ言ったとしましょう。この相談者の方は告白するでしょうか? いやしないですよね? 「それは分かっているんだけど、できないんですよ」と当然なります。でも占い師は「言うべきことは言ったんだから、あとは相談者の問題」と思うでしょう。

こんなぶっきらぼうな占いで相談者の方の助けになるでしょうか? ここで終わってしまったら全く役に立たない占いになってしまいます。

この場合は、内気な部分も含めて、相談者の方の魅力を語る。どんなところが魅力的で、恋愛がうまくいくはずはないという思いこみを解除していく。具体的に告白をするためのステップとシチュレーション、具体的な告白の言葉、その通りにすることで相手はどのように反応して、どのように対処していけばよいのかという告白という行動の仕方を具体的に教える。また、告白したらどのような楽しいことになるのかという成功イメージを持たせる。

実際に占ったらもっと細かで丁寧な作業になりますが、このように告白できない方が告白しやすいように丁寧に伝えていくという作業を通していくとどうなるでしょう。相談者の方はこれまでのイメージが変わって、行動しやすくなります。

このような手順をおろそかにしてしまったら、アドバイス通りに行動しなくてある意味当たり前です。

実は、ここまで繊細にアドバイスをしたら、告白するという選択肢と、告白しないという選択肢のどちらを選ぼうかという明確な情報があるので、相談者の方が主体的に判断できます。また、アドバイス通りにしなくても、自分なりにアレンジしてより相談者の方の性格や状況にあった行動ができます。

つまり、占いというのは盲目的に信じてその通りにする。ということではなく、占いを1つの情報としてとらえ、相談者の方なりに活用していくという使い方ができるんですよね。その方が、アドバイスを理解し、自分の血や肉にできます。応用ができるということなんです。

アドバイスを信じるのではなく、アドバイスを理解し生かしていく。という活用法でいけば、むしろ占い師のアドバイスの盲目的になぞるのではなく、自分の中で理解し、それを自分なりに活用する。そうするとアドバイス通りににはならないかもしれないけど、アドバイス自体は相談者の中に息づくことになる。そういう占いにしたほうが、有意義になるのではと思います。

 

結論だけでなく、その結論になる理由をしっかり説明する

「あなたの好きな男性とは結ばれない。諦めなさい」

といわれたら、あなたはまずなんて言いますか? おそらくは「どうしてですか?」ですよね?

でも、「カードにそう出ているから」「そういう星だから」といわれると、どうしようもなくなります。まさにその占いを「信じる」か「信じない」かの問題になってしまいます。

そもそも、理由を聞かされずに、上の例だったらその男性のことを諦めますか? 諦めませんよね?

日常で考えてみても、何かを提案するときは、その理由が大事で、その理由を説明するために多くの言葉を使うはずです。

たとえば、母親が子どもから「お小遣いもっと頂戴?」といわれて、「何に使うの?」と聞かずに与えますか?

彼氏に、「今日のデートはちょっとキャンセルさせてくれ」といわれて「何があるの?」と聞かずにその通りにしますか?

占いでも同じことなんです。でもなぜか、占いの世界では、理由を言わない占いがまかり通ってしまうんです。これは、「占いは信じるもの」という悪しき風習のせいなんですよね。信じるだけだったら理由を言う必要がない。説得力なんて全く必要ない。信じない人は占いを受けたらいけない。そんな風潮です。でも、占いで相談者の方のつらさを軽減し、明日に向かって頑張ろうとすれば、そんな傲慢な占いではいけません。

最初の例だったら、たとえば

「あなたの好きな男性は、仕事に熱中していて、恋愛をしようという気持ちが少ないようです。その証拠に、あなたとは仕事の話以外しないし、女性と楽しそうに話しているような感じではないでしょ? この方は恋愛の優先順位が低いので、アプローチをしても手ごたえが少ないんですよね。あなたも頑張っている割には進展しないことにいらだちを覚えませんか? 仮に付き合えても、仕事を最優先にされて寂しい思いをする可能性が高いですね」

といったとしたらどうでしょう。

これだと、相談者の方からすると、このアドバイスと同じ行動を男性がしているかどうか、という点を照らし合わせて、その妥当性を検討できます。そして、このアドバイスから、どうするのか判断できますね。つまり判断するための情報が詰まっているわけです。

その後「もし、恋愛の優先順位が低いことを承知でアプローチを続けたら私はどんな気持ちになりますか?」という質問に発展するとしたら、自分の行動を決定するのに必要な情報を更に引き出そうとすることができるんです。

もし、仕事を優先された付き合いになってもいい。とにかく好きなんだ。という判断をしてもいいでしょう。やっぱり、この恋愛は難しい。諦めようと思うのもいいでしょう。とにかく、より恋愛状況や自分の気持ちを整理して判断しやすくなります。

「信じる」のではなく「理解」そのためには、しっかり理由を説明する。これ大事です。

 

相談者が途中で質問してもしっかりと答える

占いを受けていると、アドバイス途中にいろいろ聞きたくなります。でも占い師が喋りまくりで、相談者の方が口を開く余裕がない。もしくは、質問しても、それに対して「カードにそう出ているので、これ以上答えようがありません」「そんなことは自分で考えてください」と言われたら、相談者の方は、自分の知りたいことを聞けないばかりか、自分の気持ちを受け止めてもらえないと思われるでしょう。

例えば、ある気になった男性とお近づきになりたいという相談ごとで占いに来られている方に対して「まずはお食事に誘いましょう。そのお食事の中で自分の気持ちを伝えていきましょう。お食事の時の注意点ですが…(以下割愛)」という出だしで占いが始まったとして、それを聞いた相談者の方が「あの…どうやってお食事に誘えばいいのでしょうか? 私そういうことしたことないんです……」と言ったとしましょう。この場合、占い師は、この相談者の方が、お食事に誘うことが容易にできるという設定で占いをしています。もしくは、食事会に誘うことが実は難しいという視点が抜けているんです。この時点で、占いを修正して、食事の誘い方に立ち戻ることができればいいのですが、占い師は、食事を誘うという段階ではなく、誘った後の展開で頭がいっぱいです。だから、対応できない占い師が多いんです。

もしこの場合、お食事に誘う方法を占い師が提示できなければ、相談者の方はその男性をお食事に誘うことができず、結局、その後の展開も起きないというアドバイスの前提から崩れてしまう結果になってしまいます。

なぜそういうことになってしまうのか。それは、占い師が相談内容を聞いて、タロット占いだったらカードを開いて、その後、占いのストーリーを作り上げすぎたからです。つまり、占いの台本を作り上げてしまい、その後、その台本を読み上げるだけの占いになってしまうからです。いわばアナウンサーがニュース原稿を読み上げるように、あらかじめ決めてしまった言葉やあらすじを追うことしかできなくなるんですよね。

でも、占いとは、コミュニケーションの最たるものです。その時々の相談者の方の表情や言葉で話の筋を転回していくべきなんです。そうじゃないと、相談者の方は、映画や演劇を眺めている観客と同じになってしまいます。

また、占いは、占い師が言いたいことを言うものではなく、相談者の方が知りたいことを占い師がしっかり答えていくことです。どんな細かい質問であっても、それが相談者の方が知りたいとしたら、しっかり答えていくことが相談者の方の満足度につながっていきます。上記の例だったら、相談者の方は、お食事の誘い方が知りたいんです。それを知ることができなければ、アドバイス全てが無駄になってしまいます。本当なら、相談者の方にそんな質問をさせずに、前もってそこを答えるべきなんですよね。つまり相談者の方は質問することによって、その時の占いで足りなかった部分を補足してくれることになるんです。なので質問してくれてありがとうってことなんですよ。

だから占いを受けられる方は、疑問に思うこと。更に知りたいこと。など占いの途中で知りたくなったら遠慮無く聞くことをおすすめします。

占いを受けるマナーとして、何も質問をしてはいけないんだ。黙って聞き役に回らないといけないだ。

これは間違いです。占いは相談者の方のためのものであって、そこを遠慮してはいけません。

 

偉ぶった態度で占いをしない

占い師って偉いんでしょうか? 相談者の方から「先生」と言われます。これは占い師を敬う意味で使われるんでしょうが、相談者の方が、「素晴らしい」と思っているのは「占いの言葉」であり、「占い師そのもの」ではありません。

つまり、占いとして情報を引き出す。いわば通訳する腕があるだけで、占いの言葉は占い師そのものの言葉ではありません。例えば、ある通訳する人が、チベット仏教最高指導者のダライラマの言葉を通訳したとしましょう。その言葉は素晴らしいものでしょう。しかし、その素晴らしい言葉はダライラマから発せられるものであり、通訳の人が発した言葉ではないですよね? 言葉の素晴らしさはダライラマに向けられるべきですし、通訳の人には通訳の技術のみを称えるべきです。占いもそれと同じ事なんです。

それなのに、「先生」と言われ崇められると勘違いしてしまって、傲慢な態度をとってしまう人も中にはいます。

相談者の方は、占い師にとってお客様であり、来ていただいてありがたいと思わなければなりませんし、相談者の方の鑑定料のおかげで生活できているという感謝の気持ちをもつべきです。他のサービス業の中で、お客様に対して、ため口で威圧的な物言いをする業界ってあるでしょうか? 占い師ぐらいじゃないでしょうか?

相談者の方の幸せを願うなら、当然、相談者の方を尊重しなくてはなりません。尊重するならば、言葉遣いや態度には気をつけなければならないのではないでしょうか?

いくら持ち上げられても、それに振り回されない。きちんと自我を保っていく。この精神力って必要だと思います。

 

相談者の気持ちを考えた占いをする

「理屈では分かっているんだけど、感情がなぁ」

ってことありませんか? たとえば、浮気を繰り返す彼氏と付き合い続けると苦しいことになる。だから別れたほうがいい。だけど、それでも好きだから別れられない。などのようなことです。

頭ではわかってても、望ましい行動がとれないことってありますよね?

この場合、占い師が、この相談者の方の感情を無視して「あなたがダメになるから別れなさい」といったところで、何も変わりませんよね? なぜなら、そのアドバイスは、この彼氏のことを好きで好きでたまらないという感情を無視しているからです。

恋愛なんか特に、理屈ではなく感情に支配されやすいものです。理屈抜きで好きなものは好きだし、嫌いなものは嫌いなんです。ここを無視したら、相談者の方が心の底から納得する結末になりません。

こんなこと普通に考えれば分かることですが、この配慮を怠る占い師が多いです。それは、占い師が相談者の方の感情を共有していないからなんです。「辛いんだろうな」とう想像はできても、リアルにその感情を体感していないから、どこか他人事のような気持ちで相談者の方を眺めてしまうんです。

この「他人事感」って相談者の方は敏感に感じませんか? なんか嫌な気持ちになりません? この占い師に話してもなんかバカみたい。ってなりません?

ちょっと工夫すれば、占いによって、相談者の方の感情を共有することが可能なんです。私だったら、カードから、相談者の方の感情を引き出し、同じ感情を体感します。そこで私自身もつらい感情を味わって相談者の方に向き合っています。そうしないと本当に苦しい思いをしている相談者の方の胸に響く言葉は言えません。

相談者の方が何を思い、何に苦しみ、何に罪悪感を感じ、そしてどういう結末を望むのか。それを生々しく実感してこそ、その方にとっての最善の道が見えてくるものです。これが、人の人生に片足つっ込むことに対する覚悟だと思っています。

 

未来を当てることよりも、相談者の理想とする未来になるように導く

「あと1か月であなたは交通事故にあう」

という鑑定をして、実際その通りになったとしましょう。この占い師は有能な占い師といえるでしょうか? 私は有能ではないと思います。なぜなら、その事故を防ぐことができなかったからです。

未来というのは暫定的です。行動や選択を変えることで未来も変わります。上記の例だったら、どうしてこの占い師は、事故を予見するだけにとどめてしまったのだろう。どうして防ぐことに全力を注がなかったのだろうと思ってしまします。もし、実際に事故にあったことを後で知った際に、自分の予言が当たったとニヤリとしたとしたら、占い師として以前に人としてどうなのかと思ってしまします。

相談者の方はよい未来、悪い未来ということを気にされますが、私としては、そのような未来を示すことが重要ではなく、相談者にとって納得する未来を創るためにはどうするのか、というところをアドバイスできてこそだと思っています。そういう意味では悪い結果というものは存在しないんです。だって、よりよい未来を創るためにはどうすればよいのかという話題になりますし、実際にそのよりよい未来がくることが現実的な状態にもっていくので、最終的には成功イメージをもって占いが終わることになります。そして実際、よりよい未来になったという報告を受けることになります。

たとえば、最愛の彼氏と別れてしまって不幸のどん底。その彼氏のことが忘れられないのでよりを戻す方法を教えてくれ。という相談内容の時、カードを開いたら、その方のことを諦めて、別の方に目を向けたほうがいいと出たとしましょう。でも相談者の方の心情としてはどうしても諦められないとなるんですよね。

そこを理解しながら、丁寧に、その最愛の彼氏と続けるときつい思いをするということと、次に付き合うであろう彼氏との出会い方、その彼氏の特徴、外見だけでなく性格なども。次に付き合う彼氏との出会いでいかに今の苦しみがなくなり、逆に幸福感にあふれた生活になるのか。などなど、しっかり説明することによって、過去ではなく未来に目を向けるようになり、最終的には、その通りの彼氏と出会い付き合い、そして結婚するという報告を受けたことがありました。

その方からは「蒼色庭園に出会ってから人生が変わった」とお褒めの言葉をいただきました。

この言葉は理想とする占いの姿を言い当てています。未来を読むのではなく、未来を変える。つまり人生を変えることが占いの本分です。言い換えるならば、人生を変えたくて占いを受けに来ているんです。その切実さ、期待感にどれだけ占い師が応えられるのか。そこが問題でしょう。

 

当たる占いとは何か

よい占い師の基準として「当たる占い」かどうかという部分は占いを受ける方々にとって重要なようです。占い師も「当たる占い」をしようとします。その結果結構あるパターンとして「あなたの悩み事を当てます」という占い師も出てきます。

でもこれって相談者の方にとってどんな得があるでしょうか? 相談者の方は悩み事があって、それを解決させたくて来ているんです。手品のようなびっくり体験をしに来ているのではないんです。

そのため、私は、お客様から聞けば分かることは、迷いなく聞きます。その上で、お客様が本当に知りたいことをお伝えします。

占いに大事なのは、相談者の方の悩みを軽くすること。自分のことをもっと好きになってもらうこと。未来に希望をもてるようになることなんです。これらに直結しないことを当ててたところでどうにもなりません。

つまり、相談者の方の気持ちを読み取ること。何がしたくて、何がいやなのか、どのような将来を望んでいるのか。などなど。また、説得力のあるアドバイス。理想的な未来への道筋。簡単に言うとこれらのことをしっかり伝えることが、先決なんです。その流れの中で、当てなくてはならなくなることもあります。たとえば、相談者の方の気持ち。人間関係。好きな男性の行動や口癖。当てることを意識しなくても必要な情報なので、優先的に読み取ります。

相談者の方は、この部分で当たる占いだと実感するそうですね。

また、納得する占い、腑に落ちる占い。心がすっとする占い。これらに対しても、「当たる占い」と評価される傾向にあります。結局のところ、何を当てたかということではなく、満足度で「当たる占い」と評価されるということです。

当てることは目的を達成するための手段であり、目的そのものではない。

このことを占い師を評価する占いを受ける方、占い師の方はご理解いただきたいです。

 

まとめ

ここに書かれていることは、私自身マスターしているのかと聞かれると正直分かりません。ただ、自分が求めるあるべき姿としていつも自戒している事柄なんです。自分のことを棚に上げて、他の占い師を批判するというようなことではありませんので、どうかその部分は誤解しないでくださいませ。

私がこの記事を書いたのは、占いを受ける方に対しては、このような視点で我々占いを厳しく評価していただきたいのです。そして占い師の方には、多くの人が救われるような有意義な占いをしていただくための参考にしていただきたいのです。占いという行為が今以上に有意義なものになってほしい。そう願ってやみません。

蒼色庭園では、このようなことを心がけて占いを行っています。

蒼色庭園の占いをあなたも体験してみませんか? 県外の方も電話やメールなどで承っています。

タロット占い

このようなことを習得することを目的としたタロットスクールを開講しています。Skypeによる遠隔スクールも開講しています。

タロットスクール

 

 

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この記事の著者

仁科 勘次
仁科 勘次
蒼色庭園代表。中学校2年の頃からタロット占いを始め、高校時代にはのべ2000人を占う。のべ人数600人を越えた辺りからカードから声が聞こえるようになり、カード1枚1枚を人格と捉え、その交わりの中で占いを展開していく手法を確立。

その後、天使喚起に成功。その時に啓示が降り、その言葉に従い霊能者としての修業を開始。以後、過去世の記憶を取り戻すなどの変化や高級霊との交信や退魔の荒行を経て覚醒。

現在では、悩みに悩み苦しんでいる方を鑑定して、少しでも楽になっていただくことや、霊的な障害で苦しんでいる方をサポートしつつ、タロット占いをもっと世の中に広めていくためにタロットスクールを展開している。

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